回答日 : 2024-01-24
1. OC服用により、VTEの発症リスクが3~5倍増加し、7~10例/1万人の発症頻度が報告されています[2].
2. VTEはOC使用中で約3.3~4倍に上昇し、心筋梗塞も増加します[3].
3. 女性ホルモン投与開始後3カ月以内がVTE発症の高率期間であることが指摘されています[4].
4. OC非使用者に比べ、OC使用者のVTE発症頻度は増加しますが、絶対リスクは低いとされています[9].
5. 適切な時期にOCからHRTへの変更を検討することが勧められています[4].
これらの情報を踏まえ、女性ホルモン剤の使用には慎重さが必要であり、特にリスク要因を考慮した医師との相談が重要です。
[2]: 女性ホルモン剤と静脈血栓塞栓症
[3]: ホルモン療法と血栓症
[4]: 女性ホルモン製剤が易血栓性をきたす機序
[9]: 低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤 ガイドライン